万葉自然公園かたくりの里(佐野市町谷町)への来訪者を増やそうと、佐野市はJR佐野駅に加えて今年から佐野新都市バスターミナル、みかも山公園の計3路線のシャトルバスの運行を始めた。
かたくりの里には、広さ約1.5ヘクタールの敷地に約200万株のカタクリが群生しており、毎年3月中旬から4月上旬にかけて薄紫色のかれんな花を咲かせる。年間約15万人の来訪者のうち3、4月だけで約12万人が訪れる。
自家用車による来客が多く、駐車場不足、排ガスなどによる自然環境への影響が毎年問題になっており、市では公共交通機関の利用を推進している。
佐野駅からの便は例年通りで、平日は25人乗りの小型バス1台を約1時間間隔で、土・日は台数を増やし30分間隔で運行する。4月6日まで。
さらに、今年から新設した佐野新都市バスターミナルからの便は4月6日まで毎日8往復、みかも山東口からの便は4月4日まで平日のみ7往復、それぞれ小型バス1台を運行する。
このほか、期間中に市観光課の職員がガイドとして同行する「かたくりの里ツアーバス」を運行し、かたくりの里、厄よけ大師などを訪れるほか、イチゴ狩りを楽しむ。
同課によると、今年のカタクリの開花は遅れており、現在、一分咲き程度。本格的に咲き始めるのは今月末になりそうだという。ツアーなどの問い合わせは同課(電)0283・61・1129。
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