◇ドングリの苗木植樹も
中筋川ダムに流れ込む流木から作った木材チップを使ったカブトムシやクワガタなど昆虫の寝床づくりとドングリの苗木の植樹が23日、三原村宮ノ川の山で行われた。宿毛市の「ひまわり共同作業所」と授産施設「宿毛授産園」に通所している人たちも参加し、最近めっきり少なくなったカブトムシの復活に期待を寄せていた。【真明薫】
同村に隣接する宿毛市の同ダムには多い年で500立方メートルの雑木が流れ着く。炭にしたり、細かく砕いてチップなどにしているが、保管する場所にも困るほど。このため、ダムを管理している中筋川総合開発工事事務所が、豊かな自然を利用した里づくりとしてカブトムシなどの寝床づくりを提案。一昨年、小学生たちが参加して廃校となった小学校跡地で寝床づくりをしたが、チップが新しかったため失敗した。
今回はNPO法人「いきいきみはら会」(増井三郎理事長)の協力も得て再挑戦することになった。同会の会員が所有している山のふもとを使わせてもらい、約30人で長さ約5メートル、幅2メートル、深さ30センチの穴にチップを敷き詰めた。チップは2年間寝かせており、中にはカブトムシやクワガタなどの幼虫が入っており、今年は何とか成虫が見られそうという。また、穴の近くには樹液が昆虫の餌となる高さ約1・5メートルのクヌギ、コナラなどの苗木30本、ダム近くの炭焼き小屋周辺の山にも70本植えた。
同事務所によると「早ければ7月にカブトムシの成虫が出てくる。昔はどこにでもいた虫だが、年々少なくなっているので、復活してほしい」と話している。
- Feb 02 Sat 2008 00:58
カブトムシ:復活を 流木のチップ使い昆虫の寝床づくり--三原
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