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美濃市の「アーティスト・イン・レジデンス 紙の芸術村」事業で、同市に滞在しながら制作活動に取り組んだ国内外の芸術家5人の作品を紹介する作品展が、同市蕨生の美濃和紙の里会館で開かれている。
紙の芸術村は1997年度、文化庁の事業補助を受けて始まり、2004年度から市単独事業となった。芸術家を毎年招いて3カ月間ホームステイしてもらい、美濃和紙を使った創作を通して、紙の芸術・文化の発信、地域との交流などを進めている。
今回は、イスラエル、オーストラリア、英国、ポーランド、日本から芸術家5人が参加。うだつの町並みにある工房で和紙作品に取り組みながら、市民らと交流してきた。
作品展では、計22点を展示。日本文化や美濃の自然など、芸術家が滞在中に感じたイメージを盛り込んでいる。ポーランドのアレクサンドラ・ヤニークさん(36)は「古い物と写真と美濃和紙を組み合わせ、滞在中に経験したことを表現した」と話していた。
8日には、芸術家たちが自分の作品について、来館者に説明するギャラリートーク、関係者を交えたオープニングパーティーがあった。
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