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工芸ギャラリー「小松クラフトスペースは12月8日から、エチオピアのキリスト教関連工芸品などを紹介する「エチオピアのクリスマス」展を開催している。
同店店主の小松さんが、先月2週間かけて現地で買い付けした展示商品は、同国内でも地域によって意味合いが異なるという十字架をかたどった銀製ペンダントトップなどのアクセサリー類50点(2,000円台)、アンティークのトンボ玉(300円)、主にエチオピア南部で実用生活用品として製作されたイスや食器類など木工製品70点、独特の宗教画が描かれた崇拝の対象「イコン」「タペストリー」「聖書台」など約30点のほか、羊皮紙で作られた「アンティーク聖書」も。
小松さんは「4世紀以来国教となっているエチオピアのキリスト教『コプト教』は、ヨーロッパではなく中近東から入った宗教文化のため、宗教習慣として断食があるなどイスラム教的でもある。聖書台などに描かれるセント・ジョージは『へたうま漫画』のようで、一見稚拙に見えるが味わい深い」とし、「エチオピア暦では今年がちょうど2000年。エチオピア文化とともにこの季節に紹介できればと思って企画した」と話している。
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