私がまだ子供のころ、北海道ではゴールデンウィークといえばまだ肌寒いのがあたり前で、場所によっては雪がちらつくことさえありました。当然のように車はまだ冬タイヤを装着していましたし、どこかへ出掛けてみても風景が寒々しくて、楽しかった記憶がありません。

 それがここ数年、4月にはかなり暖かくなり5月になってから思い出したように少し冷え込むといった状況が続いていたので、確実に地峡温暖化は進んでいるなぁ、とは思っていましたが、何ということでしょう! 今年はまだ5月1日だというのに、オホーツク海側では各地で真夏日(札幌では夏日)となってしまいました。

 1日、札幌市内の円山公園では梅が満開になっていました。不思議に思われるかもしれませんが、北海道では桜が終わった後に梅が咲きます。4月9日発表の札幌地区における梅の開花予想は5月1日となっていましたから、桜と同じように10日以上も早いことになるでしょうか? ひと月足らずの間にさらに開花が早まったことになります。

 札幌大通公園では毎年5月の下旬に「さっぽろライラックまつり」が開かれます。ちょうどそのころ、オホーツク海高気圧の影響で「リラ(ライラックのこと)冷え」と呼ばれる冷え込み現象がおきるので、ライラックの花が咲かないままにイベントが開催されるということも度々おこっていました。今年はライラックも今日の時点で、すでにちらほらと咲き出している状況です。「ライラックまつり」は5 月21~25日ですから、残念ながらそこまでは到底持たないと思われます。

 また、果物農家では花の開花が早まり、受粉用のミツバチが間に合わないかもしれないと大慌てでした。ミツバチは受粉をしながら南の方から渡り歩いてくるわけですから、遅く咲くはずの花が早く咲いてしまっては段取りが狂ってしまうのだそうです。

 農家にとってもっと怖いのは、この先、気温がぐっと下がってしまうことです。それは十分起こりうることでもあるのです。

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